閉鎖した世界。
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10 , 11
世の中には二種類の勝者がいる。
一つは努力を積み重ねて、堅実に成長を遂げる者。
もう一つは世の仕組みを見極めて、効率良く成果を上げるもの。

しかし、その外側に本来あるはずのない勝者がいる。それは、
「非効率的方法論で、かつ成長を封じ込め、
 それでいて世の仕組みを利用して何とかするもの」

人、それを縛りプレイと言う。





というわけで、最近のハマりはロマサガ縛りプレイ動画。
このテのプレイ動画は上級者向けすぎるので、素人には一切オススメできないものの、
その執念と謎の知識と入れ込み具合には感動を通り越して呆然を感じてしまう。
エミュとかTASとか万全の世の中で、あえてアナログで常識を打ち破るという、
多分、デジタル世代にとっては「どうせ加工されてんだろ」とか思われそうな、
そんな、実に無意味なプレイ動画である。

しかし、彼らに対して僕はこう賞賛の言葉を送ろう。
「意味などなかったかも知れない。
 けれど、あなた方が残した一歩は月への一歩に等しい」


誰もが余裕しゃくしゃくでクリアしたと豪語しているゲームの数々が、
実は裏技やステカンストを前提にしたものだったということに気付かされるこれらの動画。
人それぞれ、プレイスタイルはあるとは言うものの、
既に完成形である市販ゲームを、自分流に新しくルール決めて遊びなおすというのは、
ある意味で、本来の「ゲーム」のあり方を見せてくれているような気がする。

トランプには53枚のカードがあるだけで、そこにルールを決めたのはあくまでもプレイヤーだ。
ビリヤードにしても、サッカーにしても、バスケットにしても、
遊ぶ機材がそこにあるだけで、ルールは人数や相手のレベルによって随分変わる。
海外では割と共通認識なのかも知れないが、前提として、
「ルールは遊ぶ側で作るもの」
というのが、本来当たり前なんじゃないだろうか、と仮説立ててみる。

かつてTRPGが全盛期の頃は、データブックとシステムブック、
それにリプレイ集やサンプルを載せた雑誌があったくらいで、
実際にTRPGをプレイする人達は、自分たちでキャラを作り、シナリオを作り、
そいでもって、ゲームマスターはそこら辺コミでプレイヤーをいじめたり、楽しませたりした。
デジタルなんて一つもなかったので、ルールもプレイ方針も、全部人間が決めていた。

現在、ゲームは人が作ったものをクリアするもの、と確定されている。
市場の多くがそういう形式にハマり、一回遊んだらそれっきり、というのが常道になった。
市場での業績を考えれば、常に買い替えて貰った方がいいのだろうが、
需要が出る前に過剰な供給をする今のシステムは、プレイヤーに飽和感を与え続けている。
新しいものが出るたびお金は出費するのに、何か面白くないな、と言われるのは、
要するに、新しいものが必ずしも面白いわけではないという皮肉でしかない。
自分的には、絵が綺麗になったとか、音楽がいいとか、そういうのは付帯要素であって、
ゲームとして面白いかどうかで言ったら、昔のゲームのが頑張ってたと思う。

それに逆行するのが縛りプレイや一人旅と言った、自分ルールでの遊び方。
これまでは、そういうプレイをしても自己満足で終わっていたかも知れないが、
ニコニコの普及によって、既存ゲームにルールを作って遊ぶということが、
新しい遊びのスタイルを提供する方法となりつつある。

縛りプレイは単にマゾ係数を見せたいだけのものではない。
そういう遊び方もあるのだよ、という提案の一つだと僕は思っている。
同時に、新しいゲームを開発する上での<制限>の提案形としても面白い。
ただ漫然とレベル上げてクリアするのではなく、
装備やシステムを理解し、知恵と経験をフル活用して、真のクリアが出来るような、
そういうゲームを作る上で、これらはその筋道を綺麗に見せてくれている。

実際、ロマサガ3とドラクエ3で一人旅プレイをしてみたのだが、
ゲームの仕組みを知らずに、単にレベルだけ上げてプレイしてたのでは、どうやっても詰む。
ドラクエだと、無限再生できるもんで、
「おお 勇者が死んでしまうとは 何事だ」
とか王様に罵られる程度で命無限に買えるから、何とかゾーマ撃破できたものの、
ロマサガの詰みっぷりはやばい。
装備考えないと死ぬ、技閃かないと死ぬ、技見切らないと死ぬ、技決まっても死ぬ。
とにかく、一人で旅するというそれだけで十分にハイリスク過ぎて死ぬ。
元々5人連携プレイ前提なのだから当然すぎる。

無論、裏技やある種の法則さえ知っていればゲームバランスが崩壊するので、
一人でも余裕しゃくしゃくでクリア出来るようになるわけなのだが、
動画のうp主さん達はそれすら当然のように封じ込めてプレイなさる。
何という荒行。

未だにSFCを実況プレイしたものがニコニコのランキングを席巻しているのは、
やはり、そういうものに需要があるから、と考えるのが筋だろう。
実況が面白いのもそうかも知れないが、SFCが面白かったのも事実なのだ。
絵や音楽でなく、システムで勝負していたあの当時。
PSやセガサターンが登場する中でも、SFCで勝負が出来ていたという事実が確かにある。
もはや過去の遺物になってしまったかも知れないが、
あの小容量に詰め込まれた社運や全力を考えると、
そこにはゲームとして凝縮されたエッセンスがあるように思う。

とりあえずだな、スクエニはサガ2ではなくロマサガ2のリメイクをだな(ry
帝国猟兵(♀)が華麗に舞う姿をさっさと見せようとは思わないのかね。
なお、\アリだー!/は発言禁止とする。
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